クルミやひょうたん、コオロギまで投資対象に!背景に不動産や株式市場の不振―中国

Record China    2012年9月1日(土) 6時50分

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28日、中国でクルミやひょうたん、コオロギなど、一風変わったものが投資の対象になっている。

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2012年8月28日、ロイターによると、中国でクルミやひょうたん、コオロギなど、一風変わったものが投資の対象になっており、中には数十万円の値が付いているクルミも。背景には株式や不動産など主要投資市場の不振がある。29日付で環球時報が伝えた。

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北京のクルミ収集家・寇宝軍(コウ・バオジュン)さんは、クルミは形が良くて大きく、年代が古いほど価値があると話す。30対以上あるコレクションの多くが100年以上の歴史を持つクルミだという。

コレクターの興味をあおるのが胡振遠(ホー・ジェンユエン)さんたちのようなバイヤーだ。クルミに関する宣伝だけでなく、農家から収穫前のクルミを木ごと買い取り、北京の販売店に供給している。胡さんによると、クルミへの投資者は毎年増えており、10年前には2個1組350元(約4200円)だったのが、今は3500元(約4万2000円)で売れる。中には2万〜3万元(約24万〜36万円)の値が付くものもある。

こうした投資はクルミだけにとどまらず、ひょうたんやコオロギなどにまで及んでいる。背景には中国政府による不動産投資抑制政策の実施や中国株式市場の不振があり、海外への投資にも限りがあるため、富裕層の新たな投資チャネルとなっている。(翻訳・編集/HA)

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