レスリー・チャンが短期間ダイエット&最多NG、90年代の名作「欲望の翼」が再び注目の的に―台湾

Record China    2018年9月13日(木) 23時0分

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12日、間もなくデジタル修復版が劇場公開される映画「欲望の翼」より、撮影当時のレスリー・チャンのエピソードが紹介されている。

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2018年9月12日、間もなくデジタル修復版が劇場公開される映画「欲望の翼」より、撮影当時のレスリー・チャン(張国栄)のエピソードが紹介されている。聯合報が伝えた。

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1990年公開の映画「欲望の翼」は、時間の描写やモノローグを挟む演出など、その後のウォン・カーウァイ(王家衛)監督作品のスタイルが生まれた映画として、今も人気が高い。さらに、故人となったレスリー・チャンをはじめ、マギー・チャン(張曼玉)やアンディ・ラウ(劉徳華)など、当時の香港トップスター6人による豪華共演でも知られる。

台湾で今月28日にデジタルリマスター版が公開されるのを前に、主役のヨディ(阿飛)を演じたレスリー・チャンのエピソードが紹介されている。クランクインの直前、カナダでオフを過ごしたレスリー・チャンは、やや太った姿で香港に戻ったとのこと。これを見たウォン・カーウァイ監督が、「そんな太ったヨディがいるか?」とつぶやいた言葉が胸に刺さったようで、すぐにダイエットを開始。わずかな期間で一気に7キロも減量し、見違えるような姿で撮影に臨んでいる。

マギー・チャン演じる恋人との濃密なシーンでは、ウォン監督がカメラの存在を忘れさせるため、一切の撮影機材を隠して2人きりの空間をつくった。この結果、レスリー・チャンは慣れない空気感に緊張したのか、47回もNGを出し、彼の俳優人生で最多のNG回数になったという。

「欲望の翼」は1960年代の香港が舞台だが、ちょうどその頃に子供時代を送ったウォン監督にとっては、懐かしくも忘れ難い時代となる。映画の時代設定について、「誰でも子供の頃に経験したことは忘れ難い。60年代はちょうど自分が子供だった頃で、このため60年代が舞台の映画を作った」と、ノスタルジーが根源にあることを語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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