Record China 2018年9月14日(金) 15時20分
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湖北省武漢市内の病院で最近になり女性患者から摘出された胆石が、中国においてこれまで摘出された胆石で最も大きいものであることが分かった。女性は極端な甘い物好きで、飲み水にも必ず砂糖を入れていたという。
3日付湖北省メディアの楚天都市報によると、同省武漢市内の結石専門病院、京都結石医院で、このほど女性患者から摘出された胆石が、中国においてこれまで摘出された胆石で最も大きいものであることが分かった。女性は極端な甘い物好きで、飲み水にも砂糖を入れていた。医師は、食生活が胆石に結びついた可能性を指摘した。同病院は胆石手術のキャンペーン中で、女性は「格安」で手術を受けることができたという。
手術を受けた患者は武漢市新洲区の住人のYさん。具体的な年齢は伝えられていないが、年配の女性という。Yさんはとにかく甘い物が大好きで、飲み水にも食べ物にも大量の砂糖が入っていないと「喉を通らない」状態で、「とにかく甘ければ甘いほどよい」といった食生活だったという。
2月になって腹痛を感じるようになり、検査を受けたところ胆のうに結石があることが分かった。8月になり再検査を受けたところ、長さが8センチメートルもある「特大の結石」であることが分かった。そこで、専門病院である京都結石医院で摘出手術を受けることにした。手術創が小さく体への負担が少ない腹腔鏡手術を受けたが、手術中に胆のうを確認したところ状態が極めて悪いことが分かり、胆のうごと胆石を摘出することになった。
楚天都市報は摘出されたYさんの胆石を「まるで玉米腸(ユーミーチャン)」と形容した。玉米腸とは豚肉やトウモロコシ(玉米)の粒を練り合わせて作る肉加工食品で、「まるで玉米腸」との表現はさしずめ「まるでハムの塊」といったところだ。
同病院の肝臓胆のう外科の沈章義主任医師は、長期にわたり甘いものを過剰に食べていると、胆のう結石が発生するリスクが増大すると説明。沈医師は、食生活で節制をすると同時に、健康診断を受けてほしいと述べた。胆のうの機能がまだ残っているうちに手術を受け、胆のうを残して胆石を摘出してほしいとの考えだ。
中国医師協会は胆のう機能の重要性を広く知ってもらう啓発のため9月1日を「胆のうの健康の日」と定めている。京都結石医院は「胆のうの健康の日」の活動の一環として今年(2018年)は「胆のう保護公益計画」として、胆のうごと胆石を摘出する手術については価格上限を1999元(約3万3000円)、胆のうを残して胆石を摘出する手術の場合には価格上限を7999元(約13万円)のキャンペーンを実施していた。
Yさんの手術はキャンペーン期間中で、費用も同種の手術としては格安の1999元だったという。(翻訳・編集/如月隼人)
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