Record China 2018年9月23日(日) 17時0分
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20日、華字紙・日本新華僑報は、「新時代の日本女性はなぜ男性より酒好きになったのか」と題するコラム記事を掲載した。資料写真。
2018年9月20日、華字紙・日本新華僑報は、「新時代の日本女性はなぜ男性より酒好きになったのか」と題するコラム記事を掲載した。
記事はまず、厚生労働省の調査を引用し、「飲酒習慣(週3日以上、1回の飲酒量180.39ミリリットル以上)がある人の割合につき、20~29歳の男性は10.9%、40~49歳の女性は15.6%で若い男性を上回っている」と紹介。また、ある日本の研究者の「男性の健康意識の増加が酒離れを進め、働く女性が増えたことで、飲酒の機会も増えた」という見解を紹介した。
その上で、酒類メーカーは過去、市場開拓のためにアルコール度数を抑えたものや、甘い味、果実の味がする商品を世に送り出し、これが“女性ウケ”したことや、居酒屋でも女性をターゲットにした酒類が増えたことを伝え、「市場の動向は酒類メーカーがかじ取りを担っている」と紹介した。
記事は「日本のアルコール消費量が最も多かった22年前、企業の中間管理職はほとんどが“ベビーブーム”生まれで人口が多く、企業の“飲み会”文化も存在していた。しかしこういった文化は、時代の流れと長期の不景気により自然と薄められていった」とし、その後20年の間に、アルコール消費が年間966万キロリットルから841万キロリットルへ減少したこと、男性の飲酒率も減少し、特に20~29歳の男性においては、1996年の36.2%から10.9%にまで減少したことを伝えている。
また、「日本は共働き世帯が増加し、仕事後の“一杯”はもはや男性だけの特権ではない」とし、大阪のある女性が日本メディアの取材に「仕事から帰宅後まず1杯ビールを飲んで夕食を作る」と答えたことを紹介。「仕事モードから主婦モードの切り替えには1杯のビールが必要で、一部の女性はこのように飲酒が習慣づけられている」と伝えている。
このほか、「女子会や同窓会などで、アルコールは場を盛り上げ、女性の会話の引き出しを開ける鍵となり、消費量も上昇しているようだ」と伝えた。
最後に記事は「40代女性は20代男性よりアルコール消費量が多い。このような“逆転現象”からは日本社会の文化の変容を感じられ、往々にしてこの“変容”は別の社会との共通点が見つかり、別の社会の文化の変容まで予測できる」と論じている。(翻訳・編集/和田)
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