中国政府が許可、イム・ホー監督「南京聖誕:1937」クランクインに向けて準備進行中

Record China    2007年3月14日(水) 13時16分

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香港のイム・ホー監督が申請した「南京聖誕:1937」の撮影許可が正式に下りたことが明らかになった。この映画は南京大虐殺をテーマにしたもので、7年もの年月をかけてイム監督が脚本を仕上げた。

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2007年3月13日、香港の映画監督イム・ホー(厳浩)が製作を申請していた映画「南京聖誕:1937」の撮影許可が正式に下りたことが明らかになった。この映画は、南京大虐殺をテーマにしたもので、イム監督は7年もの年月をかけ、準備を進めてきたという。

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南京大虐殺の70周年にあたる2007年は、多くの映画監督がこのテーマに興味を持ち、映画製作を希望している。そういった状況のなか、誰が撮影許可をもらうのかに注目が集まっていた。イム監督のほか、スタンリー・トン(唐季礼)監督の「日記」、またルー・チュアン(陸川)監督の「南京!南京!」も有力候補と目されていたが、上海宣伝部や文化部などの7つの関係機関から許可が下りた最初の監督は、イム監督となった。

イム監督の話によると、「ストーリーは中国系アメリカ人のアイリス・チャン(張純如)の著作『レイプオブ南京』を元にした。撮影許可は7年前から申請していたが、政府は民族主義の感情を刺激することを恐れ、許可は下りなかった。そして7年かけて台本などを修正し、ついに許可が下りた」とのことだ。出演俳優については、ブラッド・ピット、トム・ハンクス、ニコール・キッドマンらハリウッドの大スターに打診中と話す。また中国人俳優はアンディ・ラウ(劉徳華)と金城武を考えているという。日本人俳優は、北野武に打診したい、とのことだった。

正式な許可が下りた現在、撮影に向けての準備が急ピッチで進められ、スポンサーからの投資額はすでに2億元(約30億円)を超えているという。(翻訳・高口康太/編集・饒波貴子)

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