2018年10月8日、紅網によると、中国の国民的女優ファン・ビンビン（范冰冰）の二重契約などによる脱税に対し、「6月初旬に市民からの通報で発覚し、調査が行われた」ことが、中国国家税務総局への取材で明らかになった。

中国中央テレビの元人気キャスター・崔永元（ツイ・ヨンユエン）は5月下旬から6月初旬にかけてSNSを通じてファン・ビンビンの二重契約問題と巨額な脱税疑惑を暴露していた。

書き込みは単なる伝聞や憶測ではなく、暴露そのものであったことから大きな反響を呼び、その結果国家税務総局が調査に乗り出すこととなったことから、「市民からの通報」の主が崔永元であることは間違いないとみられている。

そのため、通報に関する規定により崔永元は税務当局から報奨金を受け取ることになる。国家税務総局の報奨金制度によると、ファン・ビンビンの脱税額から推定すると、崔永元には2万-10万元（約32万-160万円）の報奨金が支払われる可能性があるという。

脱税額が高額なことから、この事案への社会的関心は非常に高く、報奨金の行方についても注目が集まっている。（翻訳・編集/岡田）