Record China 2018年9月29日(土) 0時20分
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26日、参考消息は、韓国海軍によるF35Bの搭載に空軍が不満を示していると伝えた。資料写真。
2018年9月26日、参考消息は、韓国海軍によるF35Bの搭載に空軍が不満を示していると伝えた。
記事は、「韓国海軍は8月17日、独島級揚陸艦の2番艦『馬羅島』に海軍海兵隊に属するF35Bを搭載することを検討していると発表した」と紹介。「韓国軍は、韓国の周辺国家がすでに大型の上陸艦や護衛艦へのF35Bの搭載を検討しているため、韓国のF35B導入は待ったなしの状況だと考えている」とした。そして、米国は17年からワスプ級強襲揚陸艦へのF35B搭載を進めているほか、日本も20年までに「いずも」を改造してF35Bを搭載できるようにしていること、オーストラリアもキャンベラ級強襲揚陸艦へのF35B搭載についての研究を始めたことを紹介した。
その上で、「韓国軍の『馬羅島』はオスプレイを離着艦できるが、F35Bを搭載するためには甲板の改造が必要だ。このための研究には3つの段階が必要で、まず、国外の類似の艦艇に搭載するF35Bの研究成果と改造実例に関する資料を集めること、次いで大型揚陸艦でF35Bを使用するための改造の実行可能性について分析すること、最後に改造に必要な費用と時間を計算することだ」と指摘。この研究は12月15日までには完了するという。
記事は、「韓国軍は17年末にはF35Bの搭載について検討を始めた。当時の結論は、F35Aを20機追加購入した上で、さらに6機のF35Bを購入するというものだった」と紹介。「18年5月に進水したばかりの『馬羅島』は、排水量1万4000トン、全長199メートル、幅31メートル、最高速度23ノットで、1000名の兵士と戦車、装甲車などを輸送でき、20年には就役する見込みで、『馬羅島』にF35Bを搭載すれば、韓国軍の海空作戦半径は大幅に広がる」と伝えた。
ところが、この計画に懸念を示したのが韓国空軍だという。記事はその理由を「米空軍のF35Aと海軍海兵隊のF35Bは、運用方法、装備システム、訓練体系が大きく異なるため」だとし、「韓国海軍海兵隊に所属するわずか6機のF35Bを戦闘力とするためには、高額な教育訓練費と装備維持費が必要になる。韓国空軍はこのプランに大いに不満を示しており、追加購入するF35BがF35Aの購入計画に影響を及ぼすことを恐れている」と論じた。(翻訳・編集/山中)
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