福建省の漁師が尖閣を目指す理由「1回の漁で860万円稼いだ」―中国

Record China    2012年9月22日(土) 7時35分

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20日、尖閣諸島を目指す中国漁船1000隻が出航したと中国メディアが伝えてから3日。その出航地のひとつ・福建省泉州市の漁師が、尖閣諸島を目指す理由を語った。写真は泉州市のふ頭。

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2012年9月20日、尖閣諸島を目指す中国漁船1000隻が出航したと中国メディアが伝えてから3日。その出航地のひとつ・福建省泉州市の漁師が、尖閣諸島を目指す理由を語った。中国国営・新華社の報道。

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「福建の漁師たちは昔から尖閣で漁をしている。かつて小さな漁船では外海の荒波に勝てなかったが、容積トン数500トンの漁船を1000万元(約1億2300万円)で購入したから、今年はすでに2回目の出航になる」と、ある漁船のオーナーは語った。泉州から尖閣諸島まではおよそ200カイリ(約360キロ)、20時間以上の船旅となるが、水深の深い豊かな漁場が魅力で、7〜10月の繁忙期には主に福建省や浙江省の沿岸から多くの漁船が尖閣を目指すという。

現地の漁師の平均月収はおよそ5000〜6000元(約6万1000〜7万4000円)。今月初旬に尖閣へ出航し、2週間に及ぶ漁から戻ったばかりのある漁師は、「150トン以上の漁獲があり、経費を除いても70万元(約860万円)の収入になる」と話した。一方、郡司彰農林水産相は19日、尖閣周辺海域について「現在、大挙して押し寄せるような漁場はない」と発言している。(翻訳・編集/愛玉)

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