世界の平均気温、今年は「史上最も暑い1年」になる可能性―世界気象機関

Record China    2014年12月5日(金) 20時12分

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4日、世界気象機関はこのほど、「2014年は史上最も気温が高い1年になる可能性が高い」と指摘する報告書を発表した。世界各地で熱波や干ばつ、水害が多発した1年となった。写真は安徽省馬鞍山市の漁師ら。

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2014年12月4日、鳳凰網によると、2014年は世界各地で熱波や水害が多発した1年となり、世界気象機関(WMO)は「2014年は史上最も気温が高い1年になる可能性が高い」と指摘する報告書を、ペルーの首都リマで開催中の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で発表した。

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世界気象機関によると、2014年1〜10月の平均気温は1961〜1990年の年平均気温(14度)と比べて0.57度上昇。2004〜2013年の10年と比べても0.09度高い。

世界的に海面水温が過去最高となり、さらにさまざまな要因が加わって、多くの国で深刻な洪水や干ばつが多発した。中国の黄河や淮河流域では夏季降雨量が例年の半分に満たず、7月には極めて勢力の強い台風によってフィリピンや中国南部を中心に各地で甚大な被害が発生した。

11月と12月もこうした温暖傾向が続けば、2010年、2005年、1998年を上回って2014年が史上最も熱い1年になる可能性が高い。世界気象機関は2014年の気候に関する最終的な報告書を2015年3月に発表することを予定している。(翻訳・編集/岡田)

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