Record China 2018年10月7日(日) 21時10分
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5日、澎湃新聞は、遼寧省瀋陽市にある日本人が寄贈した「鐘」の由来について紹介する記事を掲載した。写真は長崎の平和公園。
2018年10月5日、澎湃新聞は、遼寧省瀋陽市にある日本人が寄贈した「鐘」の由来について紹介する記事を掲載した。
記事は、瀋陽市の青年公園内に記念碑が建っており、その主構造が「長崎の鐘」と刻まれた青銅製の大きな鐘であると紹介。鐘の上には羽ばたく1羽の鶴の像が乗っていて、下の石碑には平和を呼び掛ける詩とともに、設置日である1990年9月18日の日付が刻まれているとした。そして、9月18日は満州事変の発端である柳条湖事件が同市郊外で起こった日であり、「瀋陽人にとって忘れられない日」を敢えて設置日に選んだことを伝えている。
また、米国のハワイ・ホノルル市にある公園にも、瀋陽とほぼ同じ「長崎の鐘」の記念碑が建っているとし、こちらの設置日は1990年12月7日と、真珠湾攻撃の記念日になっていることを紹介した。また、石碑には「長崎は原爆の被害を受けた都市。長崎再生の象徴、長崎市民による未来の平和を渇望する象徴として、この鐘を寄贈する」と刻まれているとした。
そして、このような「長崎の鐘」は平和と友好のシンボルとして世界の80都市に寄贈されており「その影響力は非常に大きい」と説明。ニューヨークの国連本部にも日本代表の提案により鐘が設置され、かつて第2次世界大戦でナチスドイツにじゅうりんされた東欧ベラルーシの首都ミンスクにも「長崎の鐘」があると伝えた。
記事は「長崎の鐘は平和の象徴として世界各地に広がっている。この鐘が各国の市民に対し、平和を求め、絶対に戦争を起こさないよう警鐘を鳴らしているのである」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻)
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