<尖閣問題>中国人に被害を与えたのも中国人…領土防衛が茶番劇化している―香港紙

Record China    2012年10月2日(火) 6時13分

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30日付の香港紙は、尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモで、中国人が所有する日本車や日本料理店が襲われるという事態に、「保釣(尖閣防衛)がだんだんと茶番劇化している」と報じた。写真は日本領事館があり日本人在住者も多い上海市の古北地区。

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2012年9月30日付の香港紙・明報は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に抗議する反日デモで、中国人が所有する日本車や日本料理店が襲われるという事態に、「保釣(尖閣防衛)がだんだんと茶番劇化している」と報じた。

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日本人が多く住み、日本領事館もある上海の古北地区。普段は閑静なこのエリアを突如、反日デモが襲った。日本車が壊され、日本料理店やコンビニエンスストアも標的に。だが、記事は「いずれも中国人と深くかかわっているものばかり。そのほとんどが中国人の財産だ」として、「これでは結局、中国人が中国人をいじめているということではないのか?」と問いかける。

記事はまた、「デモ参加者のうち、真の愛国者はどれだけいて、本当に釣魚島(尖閣諸島)に上陸して主権を宣言したい人はどれだけいたのか?」と指摘。根っからの商売人である上海人は何でも「割に合うか合わないか」の合理主義で動くはずで、「本当の上海人は野蛮な暴力や意味のないデモなどやるはずない。上海人の車を壊すという愚行で上海人の面子をつぶすようなこともしないはずだ」と皮肉った。(翻訳・編集/NN)

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