Record China 2012年10月7日(日) 16時12分
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4日、中国で行われた離職率に関する調査で、「80後」(1980年代生まれ)と「90後」(1990年代生まれ)が最も高く、両者を平均すると30%を超えることが分かった。写真は江蘇省揚州市の警備会社で働く「90後」の警備員たち。
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2012年10月4日、中国国営・中央人民ラジオが開設するチャンネル「中国之声」のニュース番組によると、離職率に関する調査で、「80後」(1980年代生まれ)と「90後」(1990年代生まれ)が最も高く、両者を平均すると30%を超えることが分かった。北京晨報が伝えた。
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中国のコンサルティング会社・正略[金均]策が発表した「2012中国給与白書」によると、「80後」と「90後」の離職率が突出しており、両者を平均すると30%を超えていた。この世代の若者は就業環境や待遇、やりがいなどに対する要求は高いが、仕事観や将来像が確立していないため、少しでも気に入らないとすぐに辞めてしまう傾向にあるという。
採用を決めても辞退したり、試用期間で辞めてしまったりする人が多いことから、採用予定の倍の人数に合格通知を出す企業もある。退職理由のほとんどは「疲れる」「つまらない」「仕事に興味がもてない」というもの。こうした安易な退職に、彼らの親世代も「養ってもらう必要もないので、自分自身が楽しければいいのでは」と寛容な姿勢を示している。
こうした状況について、心理学の専門家は「親は子どもに正しい選択をさせるべき。安易な退職に寛容な姿勢を見せるのは間違っている。これでは無意識に子どもが社会的責任を担ったり、独立心を養ったりする能力を奪っていることになる」と厳しい見方を示している。(翻訳・編集/NN)
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