中国の福建省三明市でこのほど、スリを繰り返し何度も捕まった男がスリをやめられない理由を語り、ネットで批判の声が集まっている。10月14日に中国の動画サイト・梨視頻が伝えた。

映像では、男がバスの停留所で女性のカバンから貴重品を抜き取る場面が映っている。男は38歳だが、スリ歴は十数年に及び過去に4回も捕まっている。今月8日にはバスの停留所で女性のスマホを盗み、拘束された。

男は調べに対し、「基本的には女性をターゲットにする。男性だと犯行が発覚した際に殴られる危険性がある。ターゲットの女性に見つかったこともあるが、通報されることはなく、ののしられるだけですむ」と供述している。男は盗みを働きたくはないと語っているが、「仕事をしたくても誰も雇ってくれない。貧し過ぎて他に方法がなかった」と犯行を繰り返した理由を語っている。ただ、ネットで同情する声は少なく「常習犯ならもっと厳しく罰するべき」の声が代表的な反応で、女性ばかり狙う犯行に「弱い者いじめ」と批判する投稿も見られた。（翻訳・編集/内山）