中国の男がハンマーでバスジャック、10歳の女の子を人質に

The World Video    2018年10月16日(火) 23時20分

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16日、中国の重慶市でこのほど、酒に酔ってハンマーを持った男が10歳の女の子を人質に取り、バスジャックする事件が発生した。

2018年10月16日、中国の重慶市でこのほど、酒に酔ってハンマーを持った男が10歳の女の子を人質に取り、バスジャックする事件が発生した。重慶新聞が伝えた。

事件が発生したのは今月10日の夕方ごろ。停留所に止まったバスにハンマーを持った男が乗り込むと、運転席の後ろに座っていた小学生の女の子をつかんで人質にし、乗客にバスから降りるよう求めた。乗客がバスから降りると、運転手はバスから降りるふりをして男を説得し、隙を狙って男から女の子を奪い返した。運転手はすぐに女の子を連れてバスから降りたが、その際に男が振り下ろしたハンマーが数発頭部に当たり、頭部2カ所を骨折する重傷を負った。

その後男はバスを発進させようとしたが、運転手が事前にスイッチを切っていたためかなわず、降車して運転手に襲い掛かったが、すぐにその場から逃走。約1時間後に警察に拘束された。

警察の調べによると、男は44歳で過去に窃盗や違法薬物使用での逮捕歴があり、10日は酒に酔った状態だった。男は家庭内の事情が原因で今回の事件を起こしたと供述しており、バスジャックを行う前に別の場所で子ども3人と女性1人をハンマーで襲っていた。今回の事件では重傷を負ったバスの運転手を含め5人が負傷したが、いずれも命に別状はなかった。身をていして女の子を守った運転手の行為に称賛が集まっている。(翻訳・編集/内山

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