富士山の診療所で外国人登山客の受診が増加、在日中国人「しっかり準備を」

Record China    2018年10月21日(日) 0時10分

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17日、華字メディア・日本新華僑報網は、富士山富士宮口8合目に夏季限定で開設する診療所「富士山衛生センター」で診療を受けた今夏の患者は425人で、うち外国人は55人だったことについて、在日中国人の見解や体験談を紹介した。写真は富士山。

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2018年10月17日、華字メディア・日本新華僑報網は、富士山富士宮口8合目に夏季限定で開設する診療所「富士山衛生センター」で診療を受けた今夏の患者は425人で、うち外国人は55人だったことについて、在日中国人の見解や体験談を紹介した。

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記事はまず、全患者のうち321人が嘔吐(おうと)や頭痛などの高山病の症状で最も多く、次に多かったのは外傷25人だったと紹介。患者の住所別では静岡県内が76人と最多で、次いで外国人が55人で2番目に多かったという。

富士山は日本で最も標高の高い山として知られ、夏季の約2カ月間のみ一般登山客の入山が認められている。2013年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されて以降は外国人登山客も増え続けている。

2018年の日本のお盆休み期間中、初の富士山登頂に成功したという在日中国人の李さんは、「登山中、軽装の外国人を多く見かけた。雨着も着用せず、登山靴も履かず薄着。富士山は簡単に登れると思っていたのかもしれないが、山の天気は変わりやすく温度も低くなるので、しっかり準備をするべきだと思った」と話したという。

もう一人の在日中国人の郭さんは、「今年の夏に富士山登山に挑戦したが、8合目付近で高山病の症状が出た。8合目に診療所あることを知らず、泣く泣く下山したが、知っていれば受診しただろうし、登頂できたかもしれない」と話しているという。

記事は最後に、富士山衛生センターで受け入れた患者を年齢別に分けたデータを紹介。11歳から20歳が82人、10歳以下が80人、21歳から30歳が77人だったという。その理由として、この3つの年齢層が登山客として多いということ以外に、一部は若さから自分の体力を過信し準備を怠った結果、高山病になったりケガをしたりしていることが指摘されている。(翻訳・編集/和田)

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