2018年10月31日、韓国・聯合ニュースは「強制徴用賠償判決後初の水曜集会…『日本は応えよ』との叫び」と題する記事を報じた。

記事によると、韓国大法院（最高裁）が韓国人元徴用工への賠償を日本企業に命じる判決を出した翌日の31日にソウル市内の日本大使館前で行われた水曜集会（慰安婦問題解決などを訴えるため毎週水曜日に行われるデモ）は、大韓イエス教長老会の女性牧師と伝道師からなる「全国女子教役者連合会」が主管し、済州（チェジュ）の学生ら約400人が参加したという。

「正義記憶連帯（旧韓国挺身隊問題対策協議会）」の尹美香（ユン・ミヒャン）理事長は同日の集会で、「日本政府は70年以上被害者らを苦しませた責任を痛感し、韓国司法部の判決に応えて被害者らに補償しなければならない」とし、「日本の国会は（強制徴用）被害が再発しないよう立法し、日本社会も被害者らに苦痛を与える行動を止めなければならない」と促したという。また韓国政府に対しても「すべての責任を被害者のせいにして傍観してきたことを認め、被害者が亡くなった後でも人権と名誉を回復できるよう努力してほしい」と呼びかけた。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「何も分からない子どもを連れて大人のデモ現場に来てるの？反日感情をあおってどうするの？そもそも今回の最高裁の判決は正しいと思う？」「韓国を先に侵略したのは中国なのに、なんで謝罪要求しないの？」「慰安婦問題も強制徴用問題も謝罪を受けるべきだし、集会を通じて国民が忘れていないということを示すべき。でも、これらの事件よりずっと近くで起こった（北朝鮮による）延坪（ヨンピョン）海戦や天安（チョンアン）沈没事件などについてはどの人権団体も平和という名のもとに口を閉ざしている」「ちゃんと知っておいて！強引に反日を叫ぶのではなく『日本人が国家的に犯した反人倫的行動を認めて反省し、謝罪せよ』と言うべきことを」「歴史を忘れてしまったのは文在寅（ムン・ジェイン）大統領と親北派。それなのに日本には『歴史を記憶しろ』って？韓国こそ歴史を忘れてはならない」「強制徴用か…。そしたら韓国もベトナム虐殺事件などに対して補償すべきだと思うけど」など、警鐘を鳴らすコメントが目立った。（翻訳・編集/松村）