保護対象の魚を調理、よせばいいのに動画アップして評判になり「御用」―青海省

Record China    2018年10月23日(火) 10時50分

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中国の国家二級保護対象である裸鯉(ルオリー)を調理した男が行政処罰を受けた。調理の様子を動画で撮影し投稿したことで評判になり、当局が動いた。

中国メディアの澎湃新聞は19日、中国の国家二級保護対象である裸鯉(ルオリー)を調理した男が行政処罰を受けたと伝えた。調理の様子を動画で撮影し投稿したことで評判になり、当局が動いたという。

男が動画を投稿したのは13日だった。裸鯉は中国語俗称が湟魚(ホアンユー)で、学名はGymnocypris przewalskii。鯉の仲間で中国では国家二級保護対象に指定されている。中国北西部の奥地にある青海湖に生息しているが、アルカリ度の高い水の中で生息していることから、体内で発生したアンモニアの排泄のシステムが、学術的な興味を呼んだこともある。

男は、裸鲤を煮込み料理にした。動画を撮影して投稿したので「裸鲤ではないか」と評判になった。

保護対象の疑いがある動画が投稿されたことに気づいた、青海湖自然保護区水上警察は、青海省省都である西寧市警察に連絡。16日までに動画投稿をした男を突き止め、事情を聞いた。

男は裸鯉について「買ったもの」と主張したが、裸鯉と知っていて調理したと認めたので、行政処罰として罰金7000元(約11万円)が科せられることになった。

インターネットでは一時、男は大学の教師との噂が流れたが、飲食店関係者と分かったという。(翻訳・編集/如月隼人

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