2012年10月15日、中国の慈善家・陳光標（チェン・グアンビャオ）氏は、中国人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した莫言（モー・イエン）氏に自身が所有する別荘をプレゼントすると発表した。斉魯ネットが伝えた。

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先日、莫氏はノーベル賞の賞金800万スウェーデンクローナ（約750万元＝約9300万円）の使途について、「北京で大きなマンションを購入しようと考えている。しかし、北京では1平方メートル当たり5万元（約62万円）するため、750万元といえども（税金その他を考慮すると）120平方メートル程度の広さのマンションしか購入できないと指摘された」と話していた。

これを聞きつけた、企業家で“アジア一の慈善家”としても知られている陳氏が、莫氏の功績を称えるとともに、自身が所有する北京市の別荘2棟のうち好きなものをプレゼントすると発言した。陳氏によると、別荘は北京の中心にある870平米と630平米のものだという。陳氏は派手なパフォーマンスで度々注目を集めており、今月10日には、反日デモで車を破壊された日本車オーナー43人に対し、総額約6800万円の車をプレゼントしている。

陳氏は電話取材でも莫氏に別荘をプレゼントすると話しているが、まだ直接連絡が取れていないという。莫氏の友人である、「莫言文学館」の館長は、「莫氏は必ずしもプレゼントを受け入れるとは限らない」と話している。（翻訳・編集/内山）