「ガス漏れか?」バス車内で異臭騒ぎ、原因は乗客の食べたドリアン―山東省済南市

Record China    2012年10月20日(土) 15時44分

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17日、バスの車内で異臭に気づいた運転手。ガス漏れを疑い2度も点検したが、異常は見つからない。その後判明した異臭の原因は、なんと若い女性乗客が食べていた果物だった。資料写真。

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2012年10月17日、山東省済南市内を走るバスの車内で運転手が気づいた強烈な異臭の原因は、若い女性乗客が車内で食べていた“あの”果物だった。19日付で斉魯晩報が伝えた。

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17日午後1時頃、2階建てバスの女性運転手・李さんは車内に漂う異臭に気づいた。このバスの動力源は天然ガス。「ガス漏れか?」と心配した李さんはすぐにバスを止め、ボンネットを開けて中を点検したが異常はない。再びバスを走らせたが、依然として異臭がする。「ひょっとして、さっき見落としたのかも」と思い、乗客全員をバスから降ろし、もう一度しっかりと点検した。しかし、異常は見つからない。そこで乗客を再び車内に誘導しようと後部乗降口からバスに乗り込んだ李さんを、今度はさらに強烈な臭気が襲った。

この2階建てバスには、2階に上がる階段部分下部にも座席がある。他の乗客からは見えにくい場所にあるのだが、李さんがその座席をのぞくと、そこにはヘッドホンをした若い女性が無心に果物のドリアンを食べている姿が。異臭の原因はこのドリアンだったのだ。女性は音楽を聴いていたため、車内の騒ぎに全く気づいていなかった。済南市交通運輸局は公共交通機関の中で物を食べることを禁じているが、罰則のある法的な規制ではないため、これを遵守するか否かは乗客の自覚に頼るしかないのが実情だ。(翻訳・編集/本郷)

ドリアン:その濃厚な味わいと強い甘味から「果物の王様」と呼ばれるアオイ科の樹木の果実。その果実には硫黄化合物が含まれた強烈な刺激臭があるため、航空機内への持ち込みが禁じられている。公共交通機関や公共施設、ホテルなどでも持ち込みを禁じているケースが多い。

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