コーヒー大手各社、中国市場でのシェア争い熾烈に―中国メディア

Record China    2012年10月24日(水) 17時24分

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19日、中国人の年間消費量はわずか3杯とフランス人の200分の1に過ぎないが、潜在力の大きい中国市場でのシェア獲得を図ってネスレやスターバックスなど大手各社が熾烈な競争を繰り広げようとしている。写真は9月、浙江省杭州市のスターバックス。

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2012年10月19日、新浪財経によれば、中国人の年間消費量はわずか3杯とフランス人の200分の1に過ぎないが、潜在力の大きい中国市場でのシェア獲得を図ってネスレやスターバックスなど大手各社が熾烈な競争を繰り広げようとしている。

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一旦淹れ立てのコーヒーを飲み慣れるとインスタントコーヒーでは満足できなくなるが、中国の消費者もインスタントから本格コーヒーへと歩みを進めようとしており、家庭で手軽に美味しいコーヒーが飲める1カップ用コーヒーメーカーの利用者が北京や上海のような大都市で増えている。米ブルームバーグによれば、2030年には中国の中産階層は現在の5倍に増え、それにともなって1カップ用コーヒーメーカーの利用者も大幅に増えると予想されている。

とくにインスタントコーヒー大手ネスレと巨大コーヒーチェーン・スターバックスが激しくシェア競争を繰り広げようとしているという。ネスレはカフェポッドを使用したエスプレッソマシン「ネスプレッソ」を2007年から販売、スターバックスも同様の「ベリズモ」を2013年から販売する予定となっている。

ネスレは広東省東莞市と福建省廈門市に研究開発センターを新たに設置し、合計4カ所に研究開発センターを設け中国でのシェア拡大を図る。一方スターバックスも、店舗数を2015年までに現在の3倍にあたる1500店にまで増やす計画を進めている。

しかし、英調査会社・ユーロモニターのアナリストは、中国におけるコーヒー市場の成長は都市部に住む一部の若い消費者に支えられている状態にあり、これまでお茶を飲んできた人々をコーヒーに振り向かせるのは大手各社にとっても難しいだろうと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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