2012年10月23日、中国・広東省広州市で開催されている秋の広州交易会で、中国メカトロニクス製品輸出入商会の劉（リウ）秘書長は、2012年中国の携帯電話輸出量が10億に達する可能性が高いと明らかにした。新華社通信が伝えた。

【その他の写真】

世界全体に広がっている金融危機は中国の貿易にも影響しているが、携帯電話の輸出量は好調だ。2001年の時点で中国の携帯電話生産数は約8031万部だったが、2011年で11億3000万部に達し、同年の輸出量は8億8000万部に上った。実に世界全体の8割を占める輸出量となった。

今年は輸出量がさらに増加し、10億部になると予測されているが、世界全体の携帯電話市場の利益はアップルとサムスンが99％を占め、中国の利益は1％にも満たないという。中国は量こそ圧倒的だが、高い利益を得られないために競争力も弱いと劉秘書長は指摘した。（翻訳・編集/内山）