契約が切れたので中国人に戻ります……「カザフスタンの金メダリスト」が帰国―中国

Record China    2012年10月25日(木) 10時40分

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24日、華西都市報は、カザフスタン人としてロンドン五輪重量挙げ女子53キロ級で金メダルを獲得した趙常玲が帰国したと報じた。すでに中国籍に復帰。来年の全国運動会に参加する予定だという。写真は趙常玲。

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2012年10月24日、華西都市報は、カザフスタン人としてロンドン五輪重量挙げ女子53キロ級で金メダルを獲得した趙常玲(ジャオ・チャンリン)が帰国したと報じた。

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7月29日、ズルフィヤ・チンシャンロ選手はロンドン五輪重量挙げ女子53キロ級で見事、金メダルを手にした。2日後の31日にはマイヤ・マネザ選手が女子63キロ級で金メダルを手にしている。実はこの2人は中国人。チンシャンロ選手は趙常玲、マネザ選手には姚麗(ヤオ・リー)という名前がある。中国国家体育総局重量挙げ・レスリング・柔道センターの馬文広(マー・ウェングアン)主任主導の「養狼計画」でカザフスタンに送り込まれたという。

わずか14歳でカザフスタンに送り込まれた趙常玲、5年の契約期間が過ぎて19歳になった彼女は中国に戻ってきた。ロンドン五輪の金メダルにより25万ドル(約2000万円)の報奨金と邸宅をもらえるはずだったが、五輪後間もなく契約が切れることもあり受け取っていないという。大統領からトヨタ車を贈呈されたが友人に売却したという。

趙常玲は帰国し、再び中国国籍を取得した。来年の全国運動会に湖南省代表として出場したいと話し、さらに中国代表の座も目指していると目標を語った。カザフスタン人として金メダルを獲得した彼女がその翌年に中国・湖南省代表になれるのかについてはいまだ不透明な点が多い。「そんなに自由に国籍を変えられるならばマイケル・フェルプスを全国運動会に呼べばいい」とやゆする声もある。(翻訳・編集/KT)

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