2018年10月31日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上に、日本人ユーザーが「日本人のモラルは本当に高いのか」について語る動画が掲載され、多くの中国のネットユーザーが反応した。

動画を掲載したのは、中国語を母語のように話すことができる日本人ネットユーザー。動画では、日本語と中国語を織り交ぜ、先日、渋谷で発生したハロウィーンの騒動に言及。ごみを散らかしたり、軽トラックをひっくり返すような破壊行為が繰り広げられたりしたことを取り上げ、「微博上で、フォロワーの多いユーザーが『日本人の民度は高い』『日本人はすごく清潔』『日本人はルールをよく守る』という内容をよく投稿しているけど、こういうのを見るたびに……うーん」と疑問を投げかける。そして、「騒ぎたいなら路上じゃなくてクラブに行けばいい」「そろそろ規制をかけないと死人が出る」などと述べている。

動画を見た中国のネットユーザーは「どの国にもこういう輩はいる、という話に大いに賛同する」「『クラブに行け』というこの人の見方は正しい。ただ、群衆の中で自我を解き放つことに喜びを覚える人は結構たくさんいるんだよね。もちろん、暴力をしていいという口実にはならないけど」「こんな状況になってるって教えてくれなかったら、今でも日本ではお祭り騒ぎをするにも列に並ぶんだと思っていたよ…」といった感想を残した。

また、実際にハロウィーン当日に渋谷の街にいたというユーザーもおり、「人込みの中で押しくらまんじゅうになっていた時に、『今日はナンパじゃないよ、ハロウィーンだからね』などといって女性を誘う男がいた。酒の臭いを帯びたやつが次から次と話しかけてきて、本当にもう2度と行きたくないと思った」と当時の状況を説明している。（翻訳・編集/川尻）