Record China 2018年11月4日(日) 19時50分
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四川省内の青城山で2017年に採集された蚊が、ギネス世界記録に「世界で最も大きな蚊」として認定された。前肢の先端から後肢の先端までの長さは25.8センチメートルある(写真)。
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中国メディアの中国新聞社は2日、四川省内の青城山で2017年に採集された蚊が、ギネス世界記録に「世界で最も大きな蚊」として認定されたと伝えた。前肢の先端から後肢の先端までの長さは25.8センチメートルある。
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四川省の成都華希昆虫博物館が2017年8月に青城山で採集した。現在も同博物館が保管している。同館の趙力館長が、これまでの記録にはない大きさと気づき、今年(2018年)5月にギネス側に資料を提出して世界記録認定を申請した。
6月になり、ギネス側の指定にもとづき、前肢先端から後肢先端までの長さを改めて測定して25.8センチメートルだったとの結果を報告。最近になり、ギネス側の専門家が来訪して、蚊の標本として世界最大と確認したという。ギネスによるこれまでの記録は前肢先端から後肢先端までの長さが23センチメートルだった。
記事によると、全世界で「大型の蚊」として知られているのは1万5000種以上。うち、中国では800種余りの存在が知られている。
蚊は、人や動物の血を吸う昆虫として知らる。「血を吸うのは産卵前のメスの蚊だけ」という知識も比較的普及している。しかし実際には、産卵前のメスの場合でも動物の血を吸う蚊の種類は少なく、花の蜜などだけに頼って生きている。
四川省青城山で採取された「世界最大の蚊」が属する種類は口の部分が退化しており、花の蜜を摂取することもない。幼虫期に蓄えた栄養だけで生き、短い期間に交尾と産卵により子孫を残す存在だ。「そんな大きな蚊に刺されたら、どれだけ血を吸われるのか」と心配する必要はないという。(翻訳・編集/如月隼人)
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