国有企業、腐敗、不動産バブル……サッカーを見れば中国経済の病気が分かる―SP紙

Record China    2012年10月28日(日) 21時5分

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26日、シンガポール英字紙ザ・ストレーツタイムズは記事「国家の病理を映し出している中国サッカーの苦境」を掲載した。写真は27日、試合に勝利し有償を決めた広州恒大とリッピ監督。

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2012年10月26日、シンガポール英字紙ザ・ストレーツタイムズは記事「国家の病理を映し出している中国サッカーの苦境」を掲載した。27日、環球時報が伝えた。

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まもなく中国の最高指導陣が交代する。新たな指導者はサッカーを見るべきだろう。中国経済のどこに問題があるか、知る手がかりとなるからだ。

中国の三大名門クラブはそれぞれ悩みを抱えている。上海申花は株主である傲慢な国有企業と衝突が発覚した。当初の契約では朱駿(ジュー・ジュン)オーナーが1億5000万元(約19億円)を投資すれば、クラブの株式の70%が譲渡される契約だったが、国有企業は約束を反故にしようとしている。朱オーナーも抵抗を続けており、先週には給与未払いのため、選手が練習をボイコットする騒ぎとなった。一部ではアンリ、ドログバといった世界的な選手が退団する可能性があるとまで書くメディアもあるほどだ。

大連実徳は創業者が薄熙来に賄賂を贈っていたことが発覚、存亡の危機にある。リーグ連覇を決めた広州恒大、成績的には上々だがその先行きには不透明感が漂う。親会社が不動産企業なだけに、政府の価格抑制策と市場の先行きが不安定なため。これ以上サッカーに無駄金はつぎこめないとの悲観的な見方もある。(翻訳・編集/KT)

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