Record China 2018年11月5日(月) 19時40分
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5日、韓国・京郷新聞によると、韓国と北朝鮮は9月、今月1日から海岸に設置された砲門を閉鎖することに合意していた。しかし北朝鮮は、予定から数日が経った今も、黄海上の北方限界線付近の海岸砲1カ所を開放したままだという。写真は南北境界の板門店。
2018年11月5日、韓国・京郷新聞によると、韓国と北朝鮮は今年9月に行った首脳会談で、今月1日から海岸に設置された砲門を閉鎖することに合意していた。しかし北朝鮮は、予定から数日が経った今も、黄海上の北方限界線(NLL)付近の海岸砲1カ所を開放したままだという。
記事によると、韓国軍関係者は5日、「北朝鮮側のケモリ地域の海岸砲1基が今も開放されている状態」と説明した。北朝鮮は同所に4基の海岸砲を設置し、残りの3基は閉鎖されているという。同所は、2010年11月23日に起きた延坪島砲撃事件で北朝鮮軍が海岸砲約260発を発射した場所だ。
これに対し担当部署の国防部対北朝鮮政策監室は、北朝鮮側に措置を講じるよう1回要請しただけで、別途問題提起は行っていない。むしろ韓国軍当局は5日に南北共同調査団の「漢江と臨津江河口の共同利用に向けた水質調査」の現状をメディアに公開するなど、南北和解ムードを強調しており、一部から「消極的な対応」を批判する声が上がっているという。
一方、北朝鮮はこれについて「上層部に報告し、措置を講じる」と回答したものの、詳細は明かしていないという。韓国軍当局は「技術的な問題で、意図的なものではないとみられる」と説明したというが、記事は「韓国側の友好的な解釈に過ぎない」と指摘している。
これを見た韓国のネットユーザーからは「本当に意思の疎通ができない政府だ。都合の悪いことがあると決まって知らんぷり」「味方でも約束を破ったら指摘する。それなのになぜ、主敵の北朝鮮に抗議すらしない?。ここは韓国?。北朝鮮?」「こんなんだから北朝鮮になめられる」「見せかけの平和は長くは続かない。被害を受けるのは韓国国民。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は早く気付いて」「すでに韓国の半分が北朝鮮のものになってしまった気がする」「もう少ししたら、韓国か北朝鮮のどちらかが『大砲は故障した』とうその発表をするだろう」など、韓国政府に対する不満や不信の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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