習近平氏ら中国の新リーダーは「市場経済経験の若い世代」―米華字メディア

Record China    2012年11月16日(金) 9時2分

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16日、中国の次期リーダーに確定した習近平氏や李克強氏は、トウ小平氏が推し進めた市場経済開放改革による発展の中で成長した世代だ。写真は習近平氏。

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2012年10月16日、米華字メディア・多維新聞は次期指導者に選出された習近平(シー・ジンピン)氏や李克強(リー・カーチアン)氏について、「文革の苦しさを覚えている年齢だが、トウ小平氏が推し進めた市場経済開放改革による中国の発展を経験できたほどに若い」と指摘した米ニュースサイト、ビジネスインサイダーの記事を紹介した。

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30年間の経済成長の後に選ばれた新指導者たちは、今後10年間は安定の維持と政治経済改革の継続を目指し、そのバランスを取りながら慎重にこの国を操縦していかねばならない。中国共産党の権力ピラミッドの頂点に位置する政治局常務委員が現行の9人から7人に減員されている。

次期指導者たちはそれまでの指導者たちと比べて、国際感覚に優れていることが大きな特徴。自身が旅行好きということもあるが、親族や知人の多くが海外で生活しているからだ。さらに携帯電話やインターネットの急成長により、正確な情報を簡単に得られるという強みもある。

次期国家主席の習近平氏は「太子党(中国共産党高級幹部の子弟たち)」の一員。父の習仲勲(シー・ジョンシュン)氏はトウ小平体制下で最も聡明な部下の1人で、深セン経済特区をつくったことでも有名な人物だ。次期首相の李克強氏は、父親が地方の役人という普通の家庭で育った。文革後に北京大学に入学。中国共産主義青年団(共青団)で16年働き、河南省や遼寧省で10数年間にわたり共産党の要職を歴任。その後、政治局常務委員入りを果たした。(翻訳・編集/本郷)

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