環球網 2018年11月8日(木) 23時10分
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第5回世界インターネット大会が2018年11月7日から9日にかけて、中国浙江省烏鎮で開かれる。
第5回世界インターネット大会が2018年11月7日から9日にかけて、中国浙江省烏鎮で開かれる。今回の大会に対し、世界はどんな期待をしているのだろうか。
▽5G通信技術
GSMA(グローバルモバイル通信システム協会)の最高責任者である洪曜荘氏の大会参加は今回が4回目だ。洪氏は5G通信技術の世界における応用と革新に関心を寄せている。「中国は世界最大の5G市場となる。インターネット革新、規模効果、産業リーダーシップなどの面において優勢を有している」と洪氏は語った。また、洪氏は5Gの将来に対して自信を持っており、人工知能やビッグデータと合わせて更に多くのチャンスを作り出せると信じている。
▽データ応用と人工知能
今年63歳の村井純氏は日本のコンピューター研究の先駆者であり、「日本のインターネットの父」として知られている。「早期のインターネット言語は英語をメーンとしているが、インターネットは日本語や中国語などの複数言語に向いて発展していってほしい」と村井氏は語った。
村井氏はわずか1年の間に起きた中国インターネットの著しい変化を目にした。「今の中国では、スマホやQRコードだけで支払いができる。より多くの中国のインターネット技術と製品が世界に進出していると実感した」と村井氏は語った。
今回の世界インターネット大会について、村井氏が最も関心を持っているのがデータ応用と人工知能だ。日中両国がこの二つの分野でより深い交流を行うべきだと村井氏は考えている。
▽インターネットセキュリティー
「インターネットユーザーとインターネット技術会社は、インターネットセキュリティーを保護するための十分な時間と資金を投入していない」と、今回の世界インターネット大会の開幕前夜に、米国東西研究所のグローバル担当副社長であるブルース・マコーナー氏はインタビューを受けて語った。
日増しに深刻になっているサイバー攻撃は、この専門家を十分に悩ませている。マコーナー氏は現時点の最大のセキュリティーリスクは社会的リスクであると考えている。インフラがインターネットにアクセスし、各国がスマート都市の建設を加速しているとともに、すべてのものがネットでつながっていることはすでに部分的に現実となった。しかし、インターネットセキュリティー保障はまだ不十分なままだ。
マコーナー氏は、世界インターネット大会というプラットフォームと機会をきちんと利用し、各側と具体的分野での協力案を共に検討し、また同時に、政府と民間に認められるサイバースペースの行為ルールを構築し、インターネットインフラの安全性を固めるべきであると指摘している。
▽スマート都市
「スマート都市」は香港政府情報テクノロジー総監督である林偉喬氏が何度も言及したキーワードだ。香港は人口密度が高いため、多くの問題が存在している。林氏によると、香港は天気、交通、環境などのデータを収集するために、2019年までに尖沙咀や銅鑼湾などの繁華エリアに400本のスマートランプポストを建設する予定であるという。「例えば、交通データの収集は都市渋滞の減少に役立つだけでなく、住民に正確な運行時間、最適ルートなどの情報を携帯端末で提供できるため、外出が更に便利になるだろう」と林氏は語った。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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