ハリケーン「サンディ」で物価つり上げや略奪、中国系店舗も被害―ニューヨーク

Record China    2012年11月3日(土) 0時27分

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10月31日、巨大ハリケーン「サンディ」の襲来はニューヨーク市など米北東部に甚大な被害をもたらしたが、災害をビジネスチャンスととらえて乾電池の価格を不当につり上げたり、人けのなくなった店から略奪するなど不法行為を働く人もいたという。写真はニューヨーク。

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2012年10月31日、AP通信によると、巨大ハリケーン「サンディ」の襲来はニューヨークをはじめとする米北東部に大規模な停電や浸水など、都市機能の完全な回復に最長10日かかるほどの甚大な被害をもたらしたが、同時に人々の普段には見られない“顔”を垣間見ることにもなった。

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浸水した家屋に取り残された人を救助したり、連絡が取れるように見ず知らずの人に携帯電話を無償で充電させ、Wi−Fiスポットを提供したりするなど、多くの人はお互いに助け合って大災害を乗り切ろうとしたが、中には災害をビジネスチャンスととらえて乾電池の価格を不当につり上げたり、人けのなくなった店から略奪したりするなど不法行為を働く人も少なからずいたという。

また、米国北東部には中国系住民も多く居住しているが、浸水や火災に乗じて略奪に遭った中国系住民もいた。ある中国系住民の経営するクリーニング店も略奪の被害に遭い、気付いたときにはすでに大勢が店内の現金やクリーニング用品を盗んでいたと話す。店主が駆けつけると略奪していた人々は逃げ去ったが、電力会社職員を名乗って店内に盗みに入っていたやからもいたという。

ニューヨーク市では少なくとも13人が略奪を働いたとして警察に逮捕されたが、大部分は被害の多かったブルックリン区とクイーンズ区での略奪によるという。(翻訳・編集/岡田)



   

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