党大会プレスセンター、趙紫陽・胡耀邦氏の写真を異例の展示―中国

Record China    2012年11月3日(土) 16時1分

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1日、中国共産党大会のプレスセンターに展示されている過去の党大会の写真のなかに趙紫陽、胡耀邦両元総書記が写った写真があり、話題となっている。

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2012年11月1日、香港紙・明報によると、中国共産党第18回全国代表大会のプレスセンターがオープンした。

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センター2階にある新華社の写真提供ブース入口には、歴代の党大会の資料写真が特別展示されているが、そのなかに1982年の第12回党大会の写真が1枚含まれている。その写真には、85歳の故・葉剣英(イエ・ジエンイン)政治局常務委員に顔を近づけて何かを話している故・胡耀邦(フー・ヤオバン)元総書記が写っており、2人の後ろの席には故・トウ小平氏と故・趙紫陽(ジャオ・ズーヤン)元総書記の姿がある。天安門事件の際に失脚した趙紫陽氏の写真が中国本土で公開されることはほとんどないだけに、国内外メディアの注目を集めている。また、初期の党大会写真には会場に掲げられたマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンの巨大肖像画が写っているが、今日の党大会ではこうした肖像画を飾ることはない。

プレスセンターは北京メディアセンターに設置されている。果物やお菓子、飲み物を常時無料で提供しており、食事時間を十分に取ることのできない記者たちのために1人10元(約130円)のビュッフェも用意している。家庭料理が中心のメニューだが、物価高の北京で10元のビュッフェに多くの記者が「信じられない」と驚いている。このほかにも香港、マカオ、台湾の記者には、リュック、ノート、ボールペン、党大会プレスセンターの名前入り野球帽をプレゼント。記者会見ホールには多くの書籍や資料も置かれ、自由に閲覧することができる。(翻訳・編集/本郷)

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