Record China 2018年11月12日(月) 20時40分
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中国国営の新華社によると、中国卓球界のレジェンドとして知られる中国卓球協会の劉国梁副会長が11日、「中国女子卓球の危機は、事前の予想をはるかに超えている」と語った。資料写真。
中国国営の新華社によると、中国卓球界のレジェンドとして知られる中国卓球協会の劉国梁(リウ・グゥオリアン)副会長が11日、「中国女子卓球の危機は、事前の予想をはるかに超えている」と語った。
記事は、先日のスウェーデンオープンについて、「日本の伊藤美誠が、中国の主力である劉詩ブン(リウ・シーウェン)、丁寧(ディン・ニン)、朱雨玲(ジュー・ユーリン)らを破って優勝した。中でも、決勝は4‐0と完勝だった」とし、「この数試合は、現地で観戦した劉国梁を震撼させた。相手に対して、そして自国の選手に対して、いくらかの“想定外”があった」と伝えた。
劉氏はオーストリアオープン後、「私はここに座って、もしこれが東京(五輪)だったらと考えてみた。おそらく、『さようなら』を言う間もなく敗れていただろう。こういう状況は起こり得るのだが、この2大会の結果は我々が事前に予想し得なかったものだ」と語った。
今大会の伊藤については「この2年、ずっと中国チームの研究対象だった。彼女は十分な実力があり、戦機をとらえる能力がとても高い。中国のどの選手とも互角に戦えるだろう。中国にマークされながら、それでも高い勝率を上げているのは偶然ではない」と評価する一方、「だが、これは彼女が中国チームを一掃できるということを意味しているわけではない」とも指摘した。
ただ、劉氏も変革の必要性は感じている。スウェーデンオープン後には、男女のコーチ陣をそのまま入れ替えるという奇策に出た。今年9月に再び卓球界に戻ってきた劉氏は「1年余り離れていた。自分の過去の卓球に対する理解と判断で、未来の発展の道を決めてはならない。世界の卓球は動いている。チーム、コーチ、選手の間にも大きな変化が起こる。私は自分がこの動きから逸脱し、正しくない判断を下すことを恐れている」と語った。そして、「大きな方向性、戦略性が正しければ、大きな問題は起きない」との見方を示した。(翻訳・編集/北田)
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