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日本制圧に「策はある」、中国卓球協会会長が“意味深”発言―中国メディア

Record China    2019年4月22日(月) 16時40分

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21日、中国メディア・環球網はハンガリーのブダペストで28日まで開催される卓球世界選手権での、日中各代表チームの動向を報じた。写真は伊藤美誠。

21日、中国メディア・環球網はハンガリーのブダペストで28日まで開催される卓球世界選手権での、日中各代表チームの動向を報じた。

記事は、中国代表チームが今大会を「東京五輪の前哨戦として、中国選手と海外選手をチェックするためのとても重要な試合」と位置付けているとし、「中国からは馬龍(マー・ロン)、許[日斤](シュー・シン)、樊振東(ファン・ジェンドン)を筆頭とする『地上最強チーム』が参加し、『打倒中国代表』を掲げる日本代表チームらとどのような試合をするかが期待される」とした。

続いて、記事はこのほど行われた抽選の結果、「中国代表チームが『自滅ブロック』を作ってしまった」と報じた。男子シングルスでは馬、樊、林高遠(リン・ガオユエン)、梁靖崑(リアン・ジンクン)が同じブロックに入り、許1人が別のブロックとなった。中でも樊と梁は順当に勝ち進めば3回戦で早くも対戦する可能性が高い。馬は、順当ならベスト16でブラジルのウーゴ・カルデラノと、準々決勝で林と、準決勝で樊振東と対戦することになる。また許のブロックには韓国のイ・サンスや台湾の荘智淵(ジュアン・ジーユエン)、英国のリアム・ピッチフォードなど世界トップレベルの選手が集まっている。

女子シングルスでは、世界選手権で2大会連続優勝を果たした丁寧(ディン・ニン)が平野美宇と同じブロックに入った。準々決勝までほかの中国選手とは当たらない。劉詩ブン(リウ・シーウェン)のいるブロックには、ほかにリオデジャネイロ五輪女子シングルスで銅メダルを獲得した北朝鮮のキム・ソンイ、日本の加藤美優や台湾の鄭怡静(ジョン・イージン)がいる。2000年生まれの孫穎莎(スン・インシャー)は、勝ち上がれば3回戦で同い年の伊藤美誠と対戦する可能性がある。

記事は、「日本は1969年の世界選手権女子シングルス、そして79年の男子シングルス以来金メダルを獲得していない」とし、メディアなどが「平成最後の大会で中国を倒せるか?」と報じていることを紹介。去年のグランドファイナルで林高遠を破った張本や、中国選手相手に12勝8敗の成績を収めている伊藤に大きな期待を寄せていることを伝えた。

記事によると、中国卓球協会の劉国梁(リウ・グオリアン)会長は先日、中国中央テレビの番組「風雲会」に出演した際、「以前の成績と比べると、この2年間で日本選手の中国選手に対する勝率は上がり、その衝撃が増していることは明らか。世界ランキングも大きく上昇している」「これまでは中国選手に食らいつく程度だった日本選手は中国選手相手に勝てるようになり、自信をつけ始めた」とコメント。司会者から「ライバルを抑え込む手立てはありますか」と聞かれると、“意味深長”な様子で「策はある。もちろんある。なかったら終わりじゃないですか」とも話した。記事は、「中国代表は世界選手権の会場でどのような策を講じるのか、期待される」と結んだ。(翻訳・編集/岩谷)

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