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高齢の親による「代理お見合い」日本で流行―華字紙

Record China    2012年11月10日(土) 22時49分

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8日、日本で「代理お見合い」パーティーが70代の親の間で流行し始めた。写真は四川省成都市で行われた代理お見合い。

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2012年11月8日、日本の晩婚化現象は国内経済の衰退と同様、もはや歯止めのかからない状態になっている。ここ数年の日本の国勢調査を見ても、日本人独身男女の未婚率はどの年齢層でも右肩上がりに上昇している。なかでもアラフォー世代の結婚状況が特に顕著な問題になっている。資料によると、アラフォー世代の男性の34.6%、女性の22.4%は独身貴族生活を謳歌(おうか)しており、結婚する気持ちは毛頭ないようだ。日本新華僑報が伝えた。

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細かく分析すると、これらの日本の「高齢独身者」には類似点がかなり多い。彼らの多くは、良い仕事を持ち、所得も高い。20代の頃は仕事に打ち込み、結婚のことを考える時も多々あったが、結婚に向かう行動力もエネルギーも持ち合わせていなかった。30代に入ると、会社の中堅力となった。責任ある仕事が毎日のように押し寄せ、運命の出会いを求めて足を踏み出す気力も失せていた。

こうして結婚を先延ばししているうちに、アラフォーと呼ばれる年齢になった。結婚市場の調査・研究に長く携わるベテランは、「アラフォー世代は初婚の『最後のチャンス』だ。ちょっと油断してこの時期を逃すと、心理面で全く変わってくる。このような状況のもと、中国でよく見られる現象が日本でも起こるようになった。つまり、『子供の学生時代の恋愛は、親にとってぶち壊したくてたまらない。子供が社会人になって恋愛の気配がなければ、親は死ぬほどやきもきする』というものだ」と語った。

中国と日本では結婚に対する考え方が大きく異なる。その主なものは結婚年齢に対する観念に現れている。多くの日本人は仕事を最優先とし、プライベートを後回しにする。しかし、アラフォー世代の親の多くはすでに70代だ。彼らは「息子が嫁をとらない」「娘が嫁に行かない」と内心やきもきしている。そこで、自ら行動に出ることを決心する。理想的な相手を、子供に代わって探しに行くのだ。

こうして、日本で「代理お見合い」パーティーが70代の親の間で流行し始めた。このパーティーは、本人は姿を現さず、親だけが出席する。主催者側は本人のプロフィールが書かれた「釣書(つりがき)」と呼ばれる書類を準備する。「釣書」には本人の学歴、職歴、収入、過去の結婚歴などが記されている。親はパーティーが始まる前にこれを熟読し、これはと思える相手に目をつけておく。親が最も重視するのは、結局のところ「ハード面での条件」だ。

代理お見合いパーティーは、開始後、ある不文律で進められる。女性側の親がまず先に席につき、男性側の親がやって来るのを待つ。「釣書」に写真が掲載されていない場合は、この場で初めて見ることになる。しかし、ほとんどの親は外見をそれほど重視しない。重要なのは相手の諸条件だ。条件の良い女性の親の席には、男性の親が長蛇の列を作る。

では、どのような人物が「良い条件」を備えているのだろうか?男性側の親は総じて、息子より3歳から5歳年下で、30歳前後の女性がベストだと思っている。再婚でも問題なし。一方、女性側の親は、男性に対する条件として、「大卒」「安定した収入」「バツイチOK、ただし連れ子なし」を希望する場合が多い。この不景気なご時世ゆえ、国家公務員はかなりの人気だ。男性の職業が公務員ならば、その他の条件は多少目をつぶることができる。

親は自分が気に入った相手の「釣書」を家に持ち帰り、本人と話し合う。その結果、次のステップに進むかどうかを決める。両家ともにお互いに好印象を持った場合、「家族会議」の場が設けられ、本人同士が対面する。本人同士に大きな反対理由がなかった場合、縁談はほぼ成立だ。もちろん子供の相手をあれこれ物色しすぎて迷ってしまう親もかなりいる。毎週代理お見合いパーティーに出席することがすでに娯楽のひとつになっている親も多い。

親による代理お見合いパーティーは2002年に誕生した。最初のパーティーは北海道札幌市の某結婚紹介所の発案で開催された。その後、テレビで紹介されて全国に拡大した。お見合いパーティー業を展開している会社はかなり増えている。「子供を想う親心」は中国人・日本人にかかわらず、全く同じだ。唯一異なるのは、中国の70代は「孫の結婚相手」を探すという点だろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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