中国の新リーダー達と関係強化を図る韓国サムスングループ―台湾メディア

Record China    2012年11月12日(月) 17時11分

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9日、韓国最大財閥のサムスングループが、中国の新指導者たちと関係強化を図り、中国市場をさらに開拓しようと投資を拡大していることがわかった。写真は今年8月に中国で販売開始したサムスンの液晶テレビ。

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2012年11月9日、韓国の聯合ニュースによると、韓国最大財閥のサムスングループが中国の新指導者たちと関係強化を図り、中国市場をさらに開拓しようと投資を拡大していることがわかった。台湾の聯合新聞網が伝えた。

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サムスンの幹部らは、早くから習近平(シー・ジンピン)国家副主席、李克強(リー・カーチアン)副首相と密接な関係を結んでおり、メモリチップの大手サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)社長は、10年にも習近平氏と面会している。習近平氏も、05年にソウル近郊のサムスン電子の工場を、07年に蘇州にあるサムスンの半導体子会社を訪問したことがあり、李社長とサムスン社幹部は、今年6月にも李克強氏と面会している。

10年に1度の中国指導者交代の時期に、サムスンは「中国で作り、中国で売る」と経営戦略を変え、中国のみを製造基地として、中国の安価な労働力を利用し生産・輸出していく狙いだ。「中国で、中国のために」という新スローガンを掲げ、中国での半導体やLCDなどへの投資を拡大し、中国での金融サービス事業も強化していく。

サムスンの金融子会社サムスン・アセット・マネジメントは、取引規模で中国26位の証券会社、湘財証券と合資事業を立ち上げ、中国での事業展開を図る。1992年から昨年までに、サムスングループの中国への総投資額は105億ドル(約8340億円)で、今年は21億6000ドル(約1716億円)投入する計画だ。サムスンのこの攻勢は効果を上げ、現在中国の携帯電話、3Dテレビ市場を制覇している。(翻訳・編集/中原)

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