2012年11月13日、韓国紙・中央日報は韓国人行商人のボイコット運動を報じた。中国資本のフェリーが中国人乗客に優遇措置を与えていることに怒ったことが原因だ。環球時報が伝えた。

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韓国・京畿道の平沢港国際旅客ターミナルは韓国人行商人の拠点として知られている。京畿道の行商人たちはここからフェリーに乗って中国に行き商売をするのだ。だが今、約500人の韓国人行商人が平沢と山東省威海を結ぶフェリーの利用をボイコットしている。

きっかけとなったのはフェリー会社の差別的な待遇だ。窓があったりテレビがついている部屋は中国人に優先的に配分される。布団も中国人には清潔なものが渡されるが、韓国人にはぼろぼろのお古が渡されるという。

あまりの差別に一部韓国人行商人が抗議したが、会社は「文句があるなら乗るな」という強硬な態度。実際、チケットを売ってもらえずに40人もの商人がフェリーに乗れないという事件も起きた。平沢港のフェリー路線はほとんどが中国資本によって運営されているだけにこうした問題は遅かれ早かれ起きただろうとある港湾関係者は話している。（翻訳・編集/KT）