<中国旅游>華麗なる唐代を再現する歌と踊りの宴―西安

Record China    2012年11月17日(土) 15時53分

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14日、平和と繁栄の訪れた盛唐のころ、中国では芸術も空前の隆盛を極めた。唐代舞踊は歴代の舞踊の精髄を吸収し、西域や外国の舞踏の要素も取り入れ、比類なき華麗の極みを見せた。今回は、中国の古都・西安でしか見られない唐代の歌舞ショーをご紹介する。

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2012年11月14日、経済が繁栄し、社会の安定した盛唐(712〜765年)のころ、中国では音楽や舞踊といった芸術も空前の繁栄を迎えた。唐代舞踊は歴代の舞踊の精髄を吸収し、西域や外国の舞踏の要素も取り入れ、比類なき華麗の極みを見せた。今回は、中国の古都・西安でしか見られない唐代の歌舞ショーをご紹介する。

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「唐歌舞ショー」は、唐代貴族の墳墓から出土した壁画などを参考に、西安在住の音楽家たちによって創り出され、大唐帝国の繁華を再現している。中国人だけでなく、外国人観光客にも人気が高い。また、北京の京劇、上海の雑技と共に、中国を代表する伝統芸能として名高い。古代楽器によるお祝いの宮廷音楽、絶妙なテクニックを見せる「千手観音」、玄宗皇帝と楊貴妃のペアダンスなど、見どころ満載である。

■霓裳羽衣舞

ショーの代表的な演目。「霓裳(げいしょう)」とは虹のように美しいも裾、「羽衣」とは鳥の羽のように軽い衣装のことである。言い伝えによると、玄宗皇帝は夢の中で天上の月宮に遊び、そこで色とりどりの雲のような衣装を着ている仙女たちの踊りを見た。音律に精通する玄宗皇帝は、目覚めてからその調べをもとに楽曲を作り、それに楊貴妃が振りを付けて舞い踊ったという。繊細で美しい舞い姿は、まるで天上から下りた仙女のようである。

■秦王破陣楽

もともとは唐代初期の軍歌である。太宗皇帝が帝位に就く前、秦王に封ぜられたのにちなんで作られた舞曲だ。紀元620年、秦王は反乱軍を打ち破り、兵士たちに大いに敬われ、彼のために新しい詞を作ったという。帝位に就いた太宗は自らその曲に振りを付け、その後、唐軍が凱旋するとこれを踊ることがしきたりになった。遠くまで響きわたる太鼓の音、勇壮快活なメロディーと雄大な場面は、史上最強を誇った大唐帝国の往時の威厳をよく表している。

西安市内の唐楽宮や華清池などの名所で、連日上演されている。豪華絢爛な宮廷料理と餃子宴をいただいた後、華麗でにぎやかなショーを鑑賞して、かつての古都・長安の栄華を追体験できる。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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