米華字メディア・多維新聞の24日付の記事によると、各国メディアが「中国各地で『クリスマス禁止令』が発せられている」と相次いで報じる中、中国メディアが反論した。

記事によると、中国で最近、商店がクリスマスツリーやリースといったオーナメントを飾ったり、クリスマス関連の販促イベントを行ったりすることが禁止され、各国のメディアが「クリスマス禁止令」が出されたなどと報じていた。

これについて、中国共産党系の環球時報は「一部の都市ではクリスマスを祝うイベントや商店の販促イベントが厳格に管理された。しかし、中国ではクリスマスの雰囲気を十分に感じられる」とし、河北省廊坊市の政府関係者の「都市環境を清潔に保つため、商店が路上で販促イベントを行うことを禁止した。クリスマスを禁止したわけではない」というコメントを紹介した。

これについて、中国政法大学の朱偉一（ジュー・ウェイイー）教授は「環境のための措置というのは理解できる」とする一方、「こうした方法は、クリスマスを祝いたい人、楽しみたい人の利益にはならない」とも指摘したという。

中国のこうした状況について、韓国紙・中央日報は「中国地方政府のこうした措置を（クリスマス禁止令だなどと）過度に意識する必要はない」とし、中国国営テレビや国営メディアもクリスマスのにぎわいについて報じていることを伝えた。（翻訳・編集/北田）