駐韓米国大使が「キムチの起源」に言及、韓国「われわれが勝者だ」と興奮―中国メディア

Record China    2020年12月12日(土) 18時20分

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中国メディアの観察者網は11日、駐韓米国大使が「キムチの起源」に言及したことで韓国メディアが興奮していると報じた。写真はキムチ。

中国メディアの観察者網は11日、駐韓米国大使が「キムチの起源」に言及したことで韓国メディアが興奮していると報じた。

記事は、国際標準化機構(ISO)で先月24日、中国が主導して進めていた「泡菜」(paocai。漬物。「韓国泡菜」はキムチを指す)の国際標準の最終案が批准されたことを受け、韓国で「キムチ文化が奪われる」との懸念の声が上がっていたことを説明した上で、駐韓米国大使による発言を伝えた。

ハリー・ハリス駐韓米国大使の「問題の発言」は、10日にツイッターで行われたもの。「キムチの発祥国である韓国に居られてとても光栄だ。最も本格的でおいしい韓国製キムチの作り方を学ぶことに感激している」とつづり、自身も参加するキムチ漬けのオンラインイベントをPRした。

記事は、「聯合ニュースを含む複数の韓国メディアは、ハリス氏のツイートを中国が主導した『泡菜』の国際標準発表と結びつけている」と説明。ロシア・トゥデイの報道を引用して、「ハリス氏は中国に直接言及していないが、韓国メディアはこのツイートの背景にキムチをめぐる中韓の論争があると報じた。『ハリス氏は明らかに韓国の側に立っており、韓国が勝者だと宣言した』ということだ」と伝えた。ハリス氏のツイートには、韓国語(ハングル)で感謝の意を表すコメントが投稿されている。

中国による「泡菜」の国際標準化をめぐっては、韓国政府が「キムチとは無関係の中国の塩漬け野菜・泡菜に関するもの」と説明するも、同国のネットユーザーからは「中国にキムチが盗まれた」との声が上がり、メディアも「周辺国の文化と歴史に対する理解が不足している」と批判するなど波紋が広がっていた。また、先日には韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク教授が中国のオンライン百科事典「百度百科」の“泡菜”の項目の「韓国の泡菜(キムチ)の起源は中国」という記載に抗議し、修正させた。(翻訳・編集/北田

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