風力発電、中国第3の電力源に―中国メディア

Record China    2012年11月18日(日) 9時21分

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15日、中国国家エネルギー局の劉副局長は、「中国は風力発電の設備容量が最大の国で、今年中に系統連系容量は6000万キロワットを、発電量は1000億キロワット時を上回る見通しだ。風力発電は中国第3の電力源となる」と語った。

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2012年11月16日、京華時報によると、15日に行われた北京国際風力エネルギー大会において、中国国家エネルギー局の劉[王奇](リウ・チー)副局長は、「中国は風力発電の設備容量が最大の国で、今年中に系統連系容量は6000万キロワットを、発電量は1000億キロワット時を上回る見通しだ。風力発電は中国第3の電力源となる」と語った。

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同大会はアジア一、世界第二の世界的な風力エネルギー展示会であり、世界の20の国と地域の企業400社あまりが参加した。

劉副局長は「今回の参加企業には欧米などの成熟した風力発電市場の古い友人、アジア・アフリカなどの新興風力発電市場の新たな友人が含まれる。これは中国の風力発電事業が発展の最中にあり、前途洋々たることを示すものだ」と語った。

中国は米国を抜き、風力発電新規設備容量・設備容量がそれぞれ世界最大の国となった。劉副局長は「中国は現在、風力発電の系統連系設備容量が最大の国でもある。今年の系統連系容量は6000万キロワットを、発電量は1000億キロワット時を上回る見通しで、風力発電は中国第3の電力源となるだろう」と指摘した。系統連系容量とは、発電設備が商用電力系統に接続され、広範囲で使用可能な設備容量を指す。

中国はこれまで、主に火力・水力・原子力を電力源としてきた。原子力と風力のどちらが第3の電力源となるかについて、これまで分析と推測がなされてきたが、風力発電がその急発展により第3の電力源となった。

中国工程院院士、元副院長の杜祥[王宛](ドゥー・シアンワン)氏もまた、「風力発電は現在、再生可能エネルギーの中で技術が成熟しており、かつ大規模開発条件および商業化発展の将来性を持つエネルギーだ。中国のエネルギー構造が化石エネルギーから多元化発展に移り変わる段階、および最終的に化石エネルギー以外のエネルギーが中心となった際に、風力発電は重要な役割を果たし、中国エネルギーの『緑色の支柱』となるだろう」と述べた。

風力により発電された電力が無駄にされている問題について、劉副局長は「このような現象が確かに存在しているが、これは伝統的なエネルギーシステム・管理体制・政策措置が、風力発電などの新エネルギー発展の需要に依然として適合していないためだ。われわれは再生可能エネルギーの電力割当制の制定、風力発電の全額買取保証などの面から取り組みを強化するべきだ」と主張した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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