Record China 2012年11月18日(日) 15時34分
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17日、環球時報は、中国商務部研究院所属の日本問題専門家・唐淳風氏のコラム「誰を選んでも克服できない日本政界の混乱」を掲載した。次回の総選挙を経ても日本に強力な政権が出る見込みは薄いという。写真は日本の国会議事堂。
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2012年11月17日、環球時報は、中国商務部研究院所属の日本問題専門家・唐淳風(タン・チュンフォン)氏のコラム「誰を選んでも克服できない日本政界の混乱」を掲載した。
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野田首相は議会を解散、総選挙が行われることになった。日本は年一ペースで首相が交代する混乱を続けてきたが、今回の総選挙で改善されるのではと期待する声もあがっている。だが望み薄というのが私の見解だ。
まず第一に政治家が自己の利益の最大化に勢力を注いでいるという問題がある。子分に金を配ることで勢力を維持しているため、自己利益を考えない政治家は力を持てないのだ。
そして第二に日本の浪人文化がある。戦争期は大陸浪人として脚光をあびた彼らだが、戦後は居場所を失った。新たな雇い主となったのは政治家たち。浪人の組織力が集票に用いられた。その後、浪人たちも政治家になっていくが彼らに志はなく、目先の利益のための合従連衡を繰り返す存在だ。
以上2点の政治文化により、日本は自ら革新をできない構造になっている。すべてはブラックボックスのなかで行われる金と権力の取引で決まる。こうした日本の政党政治には活力も視野もなく、責任ある政治家を生み出すことはできない。(翻訳・編集/KT)
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