ゲノム編集で双子女児誕生と発表、賀建奎とは何者か―中国メディア

Record China    2018年11月28日(水) 9時20分

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26日、界面は、遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を受精卵に使って双子の女児を誕生させた中国・南方科技大学(広東省深セン市)の賀建奎博士の横顔を紹介した。

2018年11月26日、界面は、遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を受精卵に使って双子の女児を誕生させた中国・南方科技大学(広東省深セン市)の賀建奎(ハー・ジエンクイ)博士の横顔を紹介した。

記事によると、遺伝子学界関係者の1人は賀氏について「3つの単語を使うなら聡明、狂人、天才だ」と話した。賀氏は学界関係者で知らぬ者はいない有名人だという。

賀氏は06年、中国科学技術大学で近代物理学の学士号を取得。10年に米テキサス州ライス大学で生物物理学の博士号を取り、翌年から2年間、米スタンフォード大学で遺伝子研究に従事。28歳で南方科技大学の最年少副教授に就任した。

報道によると、賀氏の夢は「中国のアインシュタイン」になること。17年には個人ブログに「人類の胚のゲノム編集の安全性」に関する文章を発表。研究会でも報告し「ゲノム編集が革命的な技術であり、将来的に病気をなくし、寿命を延ばすことが可能になる」と主張していた。今回の双子の女児誕生について「研究の手本にする責任がある」と述べたものの、ゲノム編集そのものの問題については「社会が決めることだ」と述べるにとどめている。

一方、賀氏は遺伝子の研究者であると同時に、遺伝子ビジネスを展開する「商売人」の顔も持っている。米スタンフォード大学在学中に巨万の富を築く研究者がいることを知り、自ら遺伝子ビジネスに参入。現在、深セン因合生物科技有限公司など8社の経営幹部を務め、大規模な投資も行っているという。(編集・翻訳/大宮)

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