Record China 2018年11月28日(水) 21時50分
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27日、鳳凰網は、サムスンが韓国の潜水艦向けにリチウムイオン電池の開発を進めているとする一方、そこには大きな「懸念材料」が存在すると伝えた。資料写真。
2018年11月27日、鳳凰網は、サムスンが韓国の潜水艦向けにリチウムイオン電池の開発を進めているとする一方、そこには大きな「懸念材料」が存在すると伝えた。
記事は、米軍事メディアの報道として「韓国のサムスンはすでに潜水艦用リチウムイオン電池を開発しており、KSS3型潜水艦に搭載することで水中航続能力が従来の鉛畜電池に比べて2倍以上に向上すると見られる」とした。
そして、潜水艦の動力源として長らく用いられてきた鉛蓄電池は低コストのメリットがある一方で、潜水艦の性能向上に伴って電池の重量と体積の増大が問題となり、遠洋での活動を必要とする通常動力潜水艦において、より電池の密度が高く性能にも優れるリチウムイオン電池の開発に注目が集まりつつあると説明している。
一方で「サムスンの電池というと、世界の航空会社から持ち込みを禁止された『スマホ爆弾』、すなわちGalaxy note7を想起させる。しかも、潜水艦に提供するリチウムイオン電池もnote7と同じサムスンSDIが提供するというのだ」と指摘した。
また、「9月に進水したばかりのKSS3潜水艦の第1世代は依然としてドイツ式の燃料・電池非大気推進(AIP)システムを使用しており、2024年までに同じものを2隻建造する予定だ」と説明。サムスン製リチウムイオン電池が導入されるのはそれ以降の第2世代になる見込みだとした。
さらに、「隣国の日本は韓国よりもかなり先に進んでおり、燃料と電池のAIPシステムから脱却してリチウムイオン電池のみを動力とする電池ユニットが潜水艦に提供されている」と指摘。「これによりステルス性や航続距離が向上したばかりでなく、建造コストも従来のそうりゅう型潜水艦より低く抑えられる」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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