Record China 2012年11月22日(木) 12時25分
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20日、中国東部の大都市・浙江省杭州市では市内に初めて開通する地下鉄の試験運行が始まっており、この日は市民による無料乗車体験の3日目となった。その車内で、尿意を催した幼児に用を足させてしまうというとんでもないマナー違反も見られた。
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2012年11月20日、中国東部の大都市・浙江省杭州市では市内に初めて開通する地下鉄の試験運行が始まっており、この日は市民による無料乗車体験の3日目となった。チャイナフォトプレスの報道。
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杭州市の地下鉄を運営する杭港地鉄公司の発表によると、この日は7万人が乗車体験に参加。地下鉄開通に熱狂する市民で車内は満員で、乗降に支障をきたすほどの時間帯も。しかし、中にはそんな混乱に乗じてとんでもない車内マナー違反も見られた。
それは、日本では考えがたいが、中国ではまれに見られる行為。尿意を催した幼児に、車内で用を足させてしまうというものだ。確かに、小さな子供が排せつを我慢するということは、大人以上に難しい。そして、中国の地下鉄事情として、なぜか駅構内にお手洗いが設置されていないという事情もある。これは、大の大人でもときどき困ることがあるという。しかし、このような非常識な行為はなぜ、少なくなってもなくなることはないのか?
実はそのヒントは、都市部と農村部の発展格差にもある。未曾有の経済発展によって、出稼ぎなどを目的に農村部から多くの人が都会に流れたが、その中には公共マナーに関する意識が欠如している人たちもいる。そもそも、“公共の場”自体を体験する機会がほとんどないような内陸部の農村から出てきた人たちは、公共意識に関する教育も足りていないかもしれない。レコードチャイナ編集部が都市部出身の中国人に尋ねたところ、「農村出身者が都会に生活圏を移し、故郷から両親を呼び寄せた場合、その両親世代の人たちにマナーを介さない人が多いのではないか?」という。つまり、一部幼児の祖父母たちが、抵抗なくこうした行為をしてしまうのではないかと。
無論、このような行為は中国でも非難の的である。非難の的であるからこそ、こうしてニュースで取り上げられるわけだが、いずれにしても、日本人にとっては衝撃的な光景である。(翻訳・編集/愛玉)
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