2018年11月30日、中国だけでなく世界から注目された女優ファン・ビンビン（范冰冰）の巨額脱税だが、騒動は今も続いており、税務局が芸能人17人に追徴税の支払いを求めているという。聯合報が伝えた。

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「X-MEN：フューチャー＆パスト」などハリウッド映画にも出演する国際派女優のファン・ビンビンに、二重契約書を使った脱税疑惑が持ち上がったのは今年5月末のこと。それ以来、ファン・ビンビンが“失踪”したことで世界中から注目されたこの騒動では、中国の税務当局が先月初めに調査結果を公表。ファン・ビンビンに対し、8億8400万元（約147億円）の罰金と追徴課税金の納付を命じた。

世間を騒がせた巨額脱税騒動ではこれまで、ファン・ビンビンだけにとどまらず、複数の芸能人が調査対象になっていると報じられてきた。中国の経済紙「中国経営報」では29日、中国当局が芸能人の個人事務所や所属事務所に対し、追徴税の納付を指示する動きを見せ始めたと報道。現在、浙江省の税務局が主導して申告漏れの調査を行っており、17人の芸能人が来月15日までに、過去3年間の未納分の支払いを命じられているという。

対象となっている芸能人が誰なのか詳細は明かされていないが、ネット上では有名な映画監督や人気女優の名前も浮上しており、今後の展開が注目されている。（翻訳・編集/Mathilda）