2012年11月21日、韓国文化体育観光部と韓国観光公社（韓国観光発展局）、仁川国際空港公社は仁川国際空港で、1000万人目の外国観光客を迎え、記念イベントを開催した。中国新聞社が伝えた。

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1000万人目の訪韓外国人観光客となったのは中国の女性だった。韓国文化体育観光部の予測によると、年末までにあと100万人の訪韓外国人観光客が見込まれ、通年でのべ1130万人となり、初めて外国人観光客数が1000万人を突破するという。

韓国に訪れる観光客数は1978年に100万人を超え、1991年に300万人、2000年には500万人を突破し、2010年700万人に達した。そして2011年は980万人となり、2012年はついに1000万人を突破した。中でも中国と日本の観光客が増加しており、中国人観光客は今年10月末時点で前年同期29．5％増加し、のべ244万人に達した。また、日本人観光客は14％増加し、のべ300万人に上った。さらに米国や東南アジアからの観光客も増えており、それぞれ前年同期比5．8％と9．7％増加している。このほか、2012年外国からの医療観光はのべ15万人に達し、客船での訪韓観光客数は25万人に上った。それぞれ、2007年から838％と590％増加した。

外国人観光客数の増加に伴い、観光産業の各指標も改善している。韓国文化体育観光部は同国の観光赤字を、2007年の109億ドル（約8949億円）から、2012年は12億ドル（約985億円）になるだろうと予測している。観光赤字の減少幅は実に89％に達する。観光収入も2007年の61億ドル（約5008億円）から、2012年は143億ドル（約1兆1741億円）に増えるという。

韓国文化体育観光部は外国観光客が増加した要因について、「同国はG20や核セキュリティ・サミットといった重要な会議の開催地として成功を収め、2018年には平昌で冬季五輪が予定されている。また、近年の韓流ブームに後押しされ、国際社会での地位が向上した。さらに積極的なPRも奏功し、外国人観光客の増加につながった」としている。

このほか、韓国文化体育観光部と韓国観光公社は引き続き観光産業の品質向上に力を注ぎ、重要な国際会議や高付加価値の観光商品の開発を進めると語った。（翻訳・編集/内山）