擁護が目的か?「イスラエル計画」が中国のマイクロブログで拡散中―米華字メディア

Record China    2012年11月23日(金) 8時57分

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20日、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への空爆が激しくなるなか、中国のマイクロブログ上にイスラエルを擁護するアカウントが出現した。

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2012年11月20日、米華字メディア・多維新聞は「イスラエルの戦火が中国に向かう」と題した記事を掲載。中国のマイクロブログ・微博(ウェイボー)上にイスラエルを擁護するアカウント「イスラエル計画」が出現したと報じた。

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イスラエル国防省のツイッターの公式アカウント「@IDFSpokesperson」は14日、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区を空爆し、ハマス軍事部門イザッディーン・カッサーム旅団の最高幹部の一人、アハマド・ジャアバリ司令官を殺害したと発表。15日、微博上にカッサーム旅団を名乗るアカウントがイスラエル国防省に対する声明文を発表。「われわれはお前たちがどこにいようとお前たちの指導者と軍人を決して逃がさない。お前たちは自身の手で地獄の門を開いたのだ」との文章を掲載した。これに対しイスラエル国防省は「大胆なやつめ。本当に出て来てやってみろ!」とリツイートしている。

マイクロブログサイトの新浪微博(シンランウェイボー)では最近、「イスラエル計画」というアカウントが異常に活発な動きを見せている。そのプロフィールには「イスラエルの民間の非営利教育機構であり、『真実を伝えることで、平和を促進する』をモットーに、イスラエルと中東のニュースを中国メディアと中国の国民に提供する」と書かれている。イスラエルの軍事行動を非難するメディアの写真の中に、今回の空爆とは全く関係のないものや、ねつ造されたものが多くあると主張する彼らは、「子供を盾にして戦うイスラエル兵」「空爆で破壊されたガザの町並み」「空爆で傷ついたパレスチナ人の子供」の3枚の写真を公開し、それぞれの疑わしい点を挙げて反論した。

2万人を超すフォロワーを持つ「イスラエル計画」だが、最近はカッサーム旅団について「黒いマスクで顔を隠し、ターバンをして、極端な思想と暴力行為で人々を脅迫し和平交渉には絶対に応じないテロリスト集団。ガザの人々は彼らによって、まな板の上の鯉になっている」と紹介。偏りがちな中東報道について、違った角度からの情報を提供する役割を担っている。(翻訳・編集/本郷)

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