Record China 2018年12月5日(水) 15時40分
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3日、新京報によると、韓国では仕事などで多忙な日常から逃れて心身を休める「模擬監獄」が人気を集めている。資料写真。
2018年12月3日、新京報によると、韓国では仕事などで多忙な日常から逃れて心身を休める「模擬監獄」が人気を集めている。携帯電話や財布などを預けて身一つになり、24時間一人になって過ごす「独房」が、忙しすぎる現代人の駆け込み寺になっているという。
「模擬監獄」があるのは、韓国北東部の洪川郡。敷地内には28の「独房」があり、ドアは鉄でできており、鎖で閉められ、中から開けることはできない。1時間90ドル(約1万円)を払えば誰でも「収監」されることが可能。「模擬監獄」は24時間から1週間ほど滞在が可能で、過去5年で2000人以上が利用したという。
「独房」の中はシンプル。机とポット、茶器、日記と洗面器がある。窓はあるが、ベッドはなく、「受刑者」は暖房が入った床にマットを敷いて眠る。携帯電話は入る時に係員に預け、ブルーの「囚人服」を着る。目覚まし時計も鏡もなく、あるのは自分だけだ。食事はおかゆ、蒸したサツマイモ、バナナ飲料など簡素なもので、定時になると入口の前に置かれる。
記事によると、独房に入っている28歳の女性は、ベンチャー企業で経理を担当している。「独房」に24時間に入ることで「自由」を感じたという。「私は忙しすぎるんです。仕事が山ほどあって、本当はここにいる場合じゃない。でも一時中断してくることに決めました」と話しているという。(編集・翻訳/大宮)
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