中国で「空母スタイル」流行、今後は課題も―米メディア

Record China    2012年12月1日(土) 2時33分

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29日、中国は海外専門家の予想を上回るペースで艦載機の空母「遼寧」での離着艦を成功させたが、今後は様々な課題に直面するとみられている。写真は中国で流行している「空母スタイル」。

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2012年11月29日、環球時報によると、米ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブサイトは27日、「中国の空母スタイル!」と題する記事を掲載した。中国は海外専門家の予想を上回るペースで艦載機「殲15」(J−15)の空母「遼寧」での離着艦を成功させたが、今後は様々な課題に直面するとみられている。

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「空母スタイル」は韓国の歌手・PSY(サイ)が歌う「江南(カンナム)スタイル」をもじったもので、空母から艦載機が発艦する際の乗組員のしぐさが注目となり、ネット上で多くのユーザーがその格好を真似た写真をアップし、“祭り”状態となっている。

しかし、米海軍のある専門家は中国の空母と艦載機について「走れもしない人がいきなりマラソンを走り始めたようなもの」だと評価。空母に戦闘力を持たせるには、継続的な訓練の実施と後方支援、防御態勢を整え、指揮・管制も含めた軍事上のインフラも整える必要があると指摘している。また、軍事行動における理論も構築しなければならず、今後は多くの課題に直面するとみられている。

特に艦載機の運用には高いリスクがつきまとい、米国の空母戦闘群はこれまで多くの戦闘に加わり経験を積んだことで艦載機と搭乗員の事故リスクを軽減させてきた。しかし中国の空母艦載機プロジェクトは平和的な環境にあってハイテク技術を駆使したもので、育成に莫大(ばくだい)な資金と時間がかかる搭乗員を失うような重大な事故を起こすことが許されない状況にあり、かえって中国の手足を縛るような存在になるかもしれない。(翻訳・編集/岡田)

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