Record China 2018年12月10日(月) 22時20分
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カザフスタン・アルマトイで行われたショートトラックのW杯で韓国選手が中国選手を手で押して失格になった騒動を受け、騰訊体育は10日、「韓国選手が手を出す理由」について論じる記事を掲載した。資料写真。
カザフスタン・アルマトイで行われたスピードスケート・ショートトラックのワールドカップ(W杯)で韓国選手が中国選手を手で押して失格になった騒動を受け、中国のスポーツメディア・騰訊体育は10日、「韓国選手が手を出す理由」について論じる記事を掲載した。
同日の女子1500メートル準決勝で、中国の李[王旋](リー・シュエン)に抜かれそうになった韓国のチェ・ジヒョンが左手で李の右腕をつかんで押し、転倒させた。これにより、チェは失格。李は救済措置で決勝に進出した。
共にショートトラック強豪国である中国と韓国は、かねてよりリンク内外で火花を散らす関係だ。記事は、「因縁はもう20年余り続いている」とし、08年の女子1500メートル決勝で中国の周洋(ジョウ・ヤン)が韓国選手に押し出されて転倒し脳震盪になったこと、10年のワールドカップ(W杯)男子500メートルで韓国選手に押し出されコースアウトした中国の韓佳良(ハン・ジアーリアン)が韓国選手のブレードで負傷し流血したこと、12‐13シーズンのW杯1500メートルで成績に納得のいかない韓国選手がレース後に中国の李堅柔(リー・ジエンロウ)の腹部を殴打したことなどを振り返った。
その上で、「一体何が、韓国選手に手を出させるのか。勝利のためなら相手を押し倒し、反則の悪手をチームメイトにまで伸ばしても構わない。一体誰が、手段を選ばず反則する勇気を彼らに与えているのか」と疑問を提起。記事はその答えとして、「『利益』という2文字に集約される」と論じ、「韓国では五輪で好成績を収めれば好待遇が受けられる一方で、優勝できなければ受けられるのは激励だけ」とした。また、「多くのショートトラック選手は自費でトレーニングを積んでいるため国の強化選手と比べて自我が強く、個人の利益が至上となっている」「たびたび起こる“内紛”には派閥闘争が絡んでおり、韓国体育大学出身者とそうでない者に分けられる。現在では、同じ派閥内でも権力闘争が行われている」などとも指摘した。
記事は、「いずれにせよ、スポーツは公平公正であるべきで、特にショートトラックのような激しい競り合いのある試合では、実力で勝利してこそ説得力がある。反則に頼れば、たとえ審判が見逃したとしても栄誉は勝ち取れない」とし、「中韓の因縁はまだ続く。4年後の北京五輪、中国選手が韓国選手に手を出させるチャンスを与えないことを期待する」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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