中国は木材の世界最大の不法輸入国―英メディア

Record China    2012年12月4日(火) 12時32分

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1日、中国は世界最大の木材の不法輸入国であり、世界の年間不法取引額約300億ドル(約2兆4000億円)のうち約40億ドル(約3200億円)を占めていると伝えられた。写真は山東省日照市の港に積まれた輸入木材。

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2012年12月1日、環球時報によると、ロイターは環境保護団体の報告を基に、中国は世界最大の木材の不法輸入国であり、世界の木材の年間不法取引額約300億ドル(約2兆4000億円)のうち約40億ドル(約3200億円)を占めていると報じた。

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中国は国有企業を中心とした巨大な木材加工産業を形成しており、木工製品の輸出は過去10年で8倍に増加している。しかし、ロンドンの環境保護団体によると、その大部分の原材料を輸入に依存しており、多くが不法な伐採や貿易によるものだという。国際刑事警察機構(インターポール)や世界銀行などの調査によって、これらの木材はミャンマーやカンボジア、パプアニューギニア、アフリカ諸国などからの輸入によるものであることが判明している。

また、同組織は、中国は11年に少なくとも1850万立方メートル、約37億ドル(約2960億円)相当の原木と木材を不法に輸入したと推定しており、「中国の輸入木材原材料の半分以上は不法な伐採や森林管理が十分でない国からの輸入によるものである」と指摘。「こうした状況に比べ、中国の森林カバー率は逆に上昇している。厳格な森林保護法と植樹・造林プロジェクトがあるためだ」としている。

これに対し、中国外交部の報道官は「中国は森林保護に関して国際社会と協調していきたいと考えている。われわれは不法な木材伐採や関連の貿易行為に断固として反対していく」と主張している。(翻訳・編集/HA)

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